2019/11/15

本棚 製作記


森永哲郎さんは 断捨離について 言っています。

「物を捨てて何かが生まれる、ということはありません。
無から有は生まれないですから。
新しいアイデアも感性も、異質なものが融合したときに生まれています。
学問だって過去の論文の蓄積の上に新しい論文ができます。」

「心のガラクタは必要なんです。捨ててはいけません。
だって、すべての発想や豊かさの源ですから。
新しい物や考えというのは無駄の中からしか生まれないんですよ。
それを不要だと捨ててしまうのは、自分で自分の可能性を捨てているのと同じです。」

そうなのです。
断捨離などしてはいけないのです。(個人の感想です)
なので 我が部屋はあふれる本を収納する新たな棚を増設することにしました。

ガラクタを 気持ちよく 手元に持ってこられるように。。。
眺めて気分を安定させるために。。。
残り少ない人生を有意義に過ごすために。。。

まずは 素材の手配と切断です。
作る本棚の寸法は 
幅130cm,高さ180cm,奥行き25cm,棚は5段,一棚の高さは33cm
A4はもちろん キングファイルも入る高さです。
そして 幅は現在の空き地目いっぱいの寸法でもあり
残り物のある板材の寸法でもあります。
素材は幅30cm,長さ180cm,厚さ2.5cmの荒材
たぶん一番安い材料です。

切断されて 長さごとに仕分けした 材料です。
電動丸鋸はレイアウト制作時に購入済みなので
まっすぐ,直角に 簡単に切断は完了  

これからが大変 素材を安くしたための難点は カンナ掛け
荒材を選択するくらいの貧乏人です。
当然 電動カンナは無いので  一日がかりの手作業
重労働でした。

カンナ掛けの後は 各部寸法図を基に 穴あけ加工です。
話しはそれますが この関数電卓 いいでしょう(^_-)-☆
1975年購入 44年物で 表示はLEDでも液晶でもありません
蛍光管です。

棚の端面に 取付ねじ用の穴を加工します

側板にも同様に穴加工をします

加工は安価な電動ドリル 最近バッテリーが減たってきました

棚の加工が終了しました
 一部に 残り物の28cm幅材を使ったので コーナーを3cmばかりカットしてます
長さも足りなかったので 30cmぐらい継ぎ足しもしています

こちらは25cm奥行 130cm幅の 今回手配の正規の棚

そして 組み立てです 

側板に棚を取り付けて

最後に反対側の側板も取り付けて 組み立て完了です 
 簡単です
下から2段目と3段目に,行きが少し広い棚板を配置しています。
棚の造りも 先ず先ず

後ろ全面に板を張ると ベニヤ代が1000円以上かかるので
脱落防止と補強程度の板で省略

さあ 加工現場から 設置場所に移動です
さすがに一人でこの大きさ,重さを引きずらないで運ぶことは至難のわざ
なので 台車の登場です

実は設置場所には スイッチとコンセントがあるのです。
それらを避けると幅が6cmほど狭くなってしまい
本にすると雑誌50冊分の収納冊数が減ってしまします。
それはもったいない
側板のその部分を切り欠いて,最大限の収容量確保をしたための妥協です。 





設置完了

良いですねぇ 大きい本棚 杉の香りが漂う無垢の本棚です。
ガラクタ と言っても模型ぐらいしかありませんが
それを飾ってもいいなぁ と 

楽しい老後が暮らせそう と思いが膨らみます。

えっ! その後始末はどうするの? って
知らん!
早く逝った者勝ち です。 はい


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