2018/04/29

春の北アルプス 涸沢2

◆ 3日目

春山合宿 涸沢 三日目です。
山の朝は日の出前に始まります。 今日は3時起床です。

今日の予定は 横尾から涸沢 いよいよ涸沢です。




4月30日
3:00   起床, Ksさんの一言で全員起床, 昨日の雪で再び銀世界となる。
      快晴, 無数の星がすばらしい。
























寝起きにしっかり朝食を食べて,荷づくり,テント撤収して
いよいよ今回の目的地 涸沢に向けて出発します。


屏風の頭
ぐるっと左回りに当回りして 屏風の頭の右下まで回り込みます。

5:45   横尾発, 重い荷物をしょって涸沢を目指す。 新雪がまぶしい。
9:00   涸沢ヒュッテが見え始める。 30分歩き,10分休みのペース。
9:30     涸沢ヒュッテとテントがまじかに見える。
      あと少しということでパイナップルを食べる。
             甘くてうまい。 30分の大休止。


重たい荷物を背負っていながら パイナップルなどという重たいおやつ持って登る 
この方たちはちょっと狂っている,といってもおかしくない 
とはこの時はまだ気が付かなかった






10:30  涸沢着, 初めての人が2名, 再びやってきた人が5名, 
      感嘆の気持ちで設営場所を決め, 一服後, 幕営にかかる。    
      ブロックを積み終えたところでビールで乾杯。 
      雲一つない快晴が続く。

左から 前穂岳だけ,つり尾根,奥穂高岳

左から つり尾根,奥穂高岳,白出しのコルをバックに整地作業

後ろは前穂高岳 真ん中右のピークが7峰,6峰,鞍部が56のコル,右端が5峰 
記録には「ブロックを積み終えてビール」と書かれているが
本当にブロックを積み終えて??? かなのビール中


14:45  やっと幕営完了。 あらためてテントの大きさに感心する。
   となりで幕営中の人たちの「軒先でも借りたい」との小声を耳にする。

接地完成のテントと大カールを見る 
後ろは左から 奥穂高岳,鞍部が白出しのコル,コルの下に見える岩がザイデングラード
涸沢岳,ピークが涸沢槍,
最低コル,北穂高岳南峰 その下が涸沢小屋

初めての涸沢,そしてこの圧倒的な景観
なのに到着したこの日,周囲を写した写真がないのです。
疲れて余裕がなかったのか,設営なので忙しかったのか,景観に圧倒されたのか



16:00  雪上訓練, アイゼンがうまく固定できない。
    直登, トラバース, 滑落防止など基礎的な事項を新人2名を中心に行う
18:30  雪上訓練終了

基本的な歩行(登る,下る,横切る,斜め上り,斜め下り)のほか
滑落時のピッケルを使った停止方法などを2時間ばかり練習
荷は背負っていないから,まあ何とか出来たけど
大きな荷を背負っていたらどうなるのだろう? などとは考えないことにしよう。

19:00  Smさんが先に戻り夕食の支度をしてくれていたので, 
    訓練終了後すぐに”レッド”で乾杯し, 炊き込みご飯をほうばる。 
    初めての涸沢の夜は深まる。

21:00  就寝

つづく

2 件のコメント:

  1. いいですねえ、山!
    すごいですねえ、穂高!

    憧れすぎまして、以前、百名山の本とビデオを買っちゃいました。
    どこも登ったことありませんが。
    あ~、大菩薩だけ登りました。

    昨年、娘が北岳に登りまして、てっぺんからの写真を見せて
    もらいましたが、いいですねえ、山!

    渓流釣りで足腰はだいぶ鍛えましたが、また頑張りますか。
    そして富士山だけは登りたいと思案中です。

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    1. 若いころは,北岳日帰り登山なんてことしたり,阿保なことしてました。
      甲府からも 金峰,瑞牆,蓼科,北横岳,鳳凰三山など手軽な山 一杯じゃないですか?

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