2019/10/03

国立駅の柱と梁

国立駅のホームで列車を眺めている時
顔を上に向けたら 柱の左右に広がる構造物が目に入った

左右に延びたH形断面の梁に丸穴を開けて
上部には スピーカが付いている

ここでは上にスピーカ 下には標識灯が付いている

 いろいろ付いています
上にスピーカ 下に中継信号灯 標識灯 防犯カメラ 

丸穴は軽量化ではなくてデザインの感じがします


多くの駅が 屋根の張りに金具をぶら下げていろいろな器具を取り付けている
後からいろいろな要求が出てきて その都度ここに取付よう,今度はあっちにしよう
その結果 多くの駅が ごちゃごちゃの屋根の下 になっているのでしょう

この駅では最初から計画的にすべて(たぶん)の柱に左右に梁を張り出して
準備したのでしょう
新築の駅ですから あたり前 といやぁ そうですけれどね
惜しいのは ケーブルがごちゃごちゃと見えています
隠すとメンテナンスと増設が面倒ですからね

さすがに 車掌用の乗降を動きを確認するモニターは
取り付け場所の制約が厳しくて 屋根の梁に取り付けられています



柱の構造も独特です
床から太い一本の柱が伸びて 周りは化粧して 
屋根を支えるのは4本の斜めに伸びた細い丸パイプを主とした部材
斜めの細い丸パイプは均等に配置された屋根の梁に取り付けられます
ボルト締め なのは 後からの拡張に対応できるように
ですね たぶん
しかし取付ボルトの数はとてつもなく多いです
これもデザインから?

等間隔に配置された屋根の梁は 何本か置きに反対ホームの屋根の梁とつながり
架線柱のビームもこの梁に取り付けられます



さらにすべての枕木方向の屋根の梁は
高架線路と市街との境を構成する壁の柱に繋がります



全てがしっかりと計画的に配置されている これが設計です
というような見本を見せていただきました


0 件のコメント:

コメントを投稿