2020/05/30

だれも知らない小さな国の鉄道 留置線工事

今回の改修の最後の工区 第三工区の工事を開始します

この工区は車両留置線
ポイントがたくさん使われます
高価なポイントなので新品は本線に回して
こちらは古いポイントを整備して再利用です

使用する予定のポイントは R分岐が3基 L分岐が4基
ここに並べたのは 40年前 初代レイアウトに使用したPeco製ポイントです
留置線は操作卓のすぐ近くにあり 手も届くので

ポイントマシンは人動です

整備を始めてみると
接触不良あり 切り替えロックしないものあり とボロボロです
さらに 40年近い年月を経た枕木と犬釘は
劣化が激しく極端に強度が低下しています
ちょっと力を入れるとレールが外れてしまったりと
どうも 再利用が出来るものは必要数の一部だけみたいです

実は余っているポイントがまだあります
Katoの EP718Rが2基 EP718Lが1基 です
上が EP481Rポイント 下がEP718Rポイント
違いは分岐側Rが R481かR781かですが 大きさがこんなに違います

わが鉄 地方のローカル線で敷地面積は1,275,000mm^2
つまり畳一枚より狭い のです
少しでも小型のポイントを使用したかったので 出番がありませんでした
でも Pecoのレールが使えないならしょうがない 何とかしなくっちゃ

と無理やり小さく加工してみました

下が EP481ノーマル品 上3つがEP718からの加工品
加工でRの角度が多少不自然になっても 留置線の分岐ですから実害はないし

フレキシブルレールでつなげばなんとかなる でしょう

図面を書き換えてポイントの組み立てをします
細かい加工は 工作室の作業机の上で作業します

今までと同様に原寸のポイント配置図に合わせて ポイントを加工・配置してい行きます
今までレールを黄色いニッパでプッチンプッチン切ってしますので
切れなくなってきました  新品購入の時期ですね

 出来たポイント群を現地合わせして確認です

コードがぶら下がっていいますが PECO製使用の段階では人動の予定でしたが
Kato製を使うなら電動ですので ポイントスイッチも購入・配線工事も必要
と 余分な経費と 余分な工数が発生します



古いPecoポイントで使えそうなのは Rが2基 Lが3基 無理すればR2基も使えるかな

使えそうなL分岐3基を使って 機関車留置線を作りましょう
まずは 機関車留置用のポイント群のコルク道床の切り出しです



切り出したコルク道床にポイントを配置して
列車留置線の分岐群と並べてみます
工作室で製作された分岐群を現地に設置します

赤十字と穴は 旧型ポイント配線用の穴です 
各穴は現製品のコネクター穴です

現地では 原寸配置図と照らし合わせながらの配置です

ポイントが完成するとレールの敷設は単純ですから あっという間に敷設の完了です

留置線のレールは 8割方完成でしょうか?

ポイント4基の連続ですが まっすぐ組み立てられました

残りは 1か所の機回し用渡り線と
今回の工事の目玉 留置線長さの延長です

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