2020/05/12

だれも知らない小さな国の鉄道 工事で運休中3


ここで 工事の概要について ちょっとお話です
文字の嫌いな方は この記事はPassされても OK かと
図面の好きな方は 細かな数字を追いかけてみてください

2016/9月 建設当初の線路配置

わが鉄 配置図は 地図と同じに 南から北を見ていて
上が北です そして 下が南 左が西 右が東 
南の駅を「中央駅(仮称)」 南西の駅を「高原駅(仮称)」と呼んで
中央駅を右(東)から左(西)へ向かう列車が 下り列車 です






今のレール配置は
外周の楕円を「里線」 内周に八の字の「山線」 二つの周回する路線を持ち
外周/里線は 支線であり車両基地への引き込み線などを想定し 
内周/山線は 高原を走る本線を想定です

なのでメインが内周/山線 サブが外周/里線のイメージから 
渡り線はメインからサブ
内周/山線から外周/里線への渡り線が一本設置されました

路盤と線路が敷設され 数か月に及ぶ試運転を経て 計画通りでOK として
道床の敷設 地形の造成 雑草の育成 等が行われて
以後 時々事故はありましたが幸い負傷者・廃車なども発生せずに
飲酒運転を楽しんでいた のでありました

わが鉄の秘密は
北の西寄りの地下に 両渡りのポイント(シーザス)が隠されている ことかな

運転形態は 大きく分けると 4パターン

1)シーザスを直線にすると 列車は 外周,内周を独立して周回します
2)シーザスを渡り線に切り替えると 外周・内周が1本の線として周回できます
  ほぼ3周で 距離は10mを超える距離です

運転も習熟されてくると運転の形態にもパターンが追加されました

3)内周線の中央駅発高原駅行下り列車と 高原駅発中央駅行上り列車は
  同時に3列車を交互に運転でき 且つ外周線は独立した1列車を走らせられます
4)2)の路線(シーザスを渡り線側)で 2列車を同時に運転して 
  外周線を待避線として 追い越し・追い抜かれができます

内周線(本線)は「3列車を交互に運転できる支線」で 
外周線(支線)は「待避線として利用できる本線」だったのです
この感じが 最後の最後に大きく影響してきます
 
最初の改良案です 2018/7/23 2年近くも前ですね
外周が本線,内周が支線に変わって来たので
中央駅右(東)の 渡り線が 内周→外周 から 外→内 に変更されています
中央駅北側に留置線が一本増えていますが これは道床工事前に追加されていました


資材を手配しようかな と思ったときに案 2020/4/12
中央駅右(東)内周線から留置線へポイントが追加されています
水色が線路付け替え工事個所 オレンジ色が前案からの変更個所です


資材を手配した時の案 2020/4/21 
前案作成から9日後ですが 中央駅左(西)にポイント2基追加に加え
敷地も40mmばかり増やす計画に 
留置線の位置が図面とちがっていたので現地の位置に修正され
さらに 大きな変更がされています
留置線の一本が 内周のようにみえ
内周と外周の間に中線があるようにもみえ
2路線3ホーム1行止まり の駅に生まれ変わりました

どちらが本線なのか支線なのか ではなくて
その時の走らせ方で 何方も本線になったり支線になったり
中線も本線だったり支線だったり
走りがメインのレイアウトでは
自由度が高くなくてはいけないのかな

とうとう 2路線が交わる駅では
退避 追い越し 機関車交換 折り返し 
外周→内周 内周→外周 上り下りで同じように
なんでもできるぞ!駅になってしまいました


 中央駅右(東)の外周ポイント角度,内周から中線へのポイント位置を変更し
更に 第1工区着工後の図面と現地の違いを修正しています 
2020/5/1
着工後も 変更が続くと云う 現実的な設計と工事の食い違い(?)で
これが 第2工区着工後ではありますが 最終案(得意の たぶん)であります

机上の世界から 現場へ戻りましょう


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