2016/11/20

レイアウトの製作18 ポイント脱線対策(案)


「レイアウトの製作17」で,ポイント脱線の原因を追究した。

今回はその対策案を検討しよう。


基本事項

まず車輪各部の寸法である。


フランジの厚さ寸歩は,根本で0.45mm 先端では0.3mm 先端にはR0.3mm程度の
曲面が付けれらているので

トングレールと基本レール間に0.15mm程度の隙間が空いていれば
フランジは,両レール間を広げて入り込む可能性がある。



1案


つぎに フランジがカーブ外側に位置するトングレールに接触しないように
ガードレールを付けることは可能だろうか?

ガードレールの設置検討の前提条件は

1.   左車輪のフランジがガードレールに接触した状態で,車輪の踏み面は基本レールの上にしっかりと乗っていること
2.   右車輪のフランジが基本レールから0.15mm以上離れること

の2点として図を作成した。

この図によると 基本レールとガードレールの間隔は1mmと図示される。 


固定軸間隔距離は無視して考えると
基本レールとガードレール間の隙間距離は
1mm +0mm/マイナス0.2mm

3軸台車の固定間隔17mm,曲線半径は480mmを考慮すると(図は省略),
基本-ガードレール間距離は0.3mm広げる必要があるので
概算でも隙間距離は  1mm-0.2mm+0.3mm = 1.1mm

1.1mmではガイドレールの効果は期待できないし
0.1mm単位で工作するのは難しいので
この案は 没


2案

車輪のフランジがトングレールに当たっても,
トングレールが動かない位の強い力で接触していれば良いのではないかと考えられるが,
ポイントマシーンのマグネット強さやばね強さを変更するのは,難しい。



3案

トングレールとフランジが接触しない方法を考える。

1) 接触しない方法とは トングレールを薄くする。   
2) フランジを厚くする,または先端のRを大きくする。 
3) トングレールを基本レールに潜り込ませる。     

などが考えれるが 1)項と2)項は構造上加工が難しい。


3項-3)案を 作図してみる。

 
基本レールを0.2mm削ればトングレールと接触は避けられるようだ。

ヤスリで削るのは難しそうなので
よく切れる丈夫なナイフを用いて,キサゲ加工みたいな加工ならできるかもしれない。

次回 挑戦だね。

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