2020/02/07

自動連結器

連結器
鉄道の世界では 列車は名の通り 
複数の車両を繋いで  列をなして走る形態をしていますので
車両を繋げる機器 連結器は重量な機器であります

ただ 一両でも 列車と云いますけれどもね

実車の世界で重要なものは 模型の世界でもまた重要な部品でありますが
以前はその機能面,つまり繋げることが重要視されていたのでしょうか
その形態は実物とはかけ離れた形状をしていたものでした

現在 Nゲージの世界では アーノルドカプラーが標準ですが
各社独自に 実際の機器を縮尺したような形状の連結器を提案してくれています
これは Kato製カプラ

模型のメーカ各社は 連結器 とは言わず カプラー と称しています

左がKatoのカプラーN   右が Tomixの密着自連形TNカプラー 

Katoはそのほかにも 各種ナックルカプラー があります
左から 
     ①カプラーN  
             ②CSナックルカプラー 
                   ③ ナハフ11ナックル 
                          ④EF66ナックルカプラー                            ⑤ Tomix TNカプラー



わが鉄だれも知らないさな鉄道の 自動連結器は
Katoの ”①カプラーN” が標準連結器として 各車両に装備されています。

なぜより実感的な 右の3種を採用しなかったのか?
KatoはナックルN以外がお店になかったから
そして
TomixのTNカプラーを採用しなかったのは
配属されている車両がKato製の車両ばかりだったから

Tomixは最初は おもちゃ屋さん だったから

ところが今回配属されたED61
この機関車はTomix製 装備している連結器は
アーノルドカプラー と ⑤密着自連形TNカプラー が付属しています。


   左が ED61 ⑤Tomix密着自連形TNカプラー  
             右が わが鉄標準仕様の EF64 0番台 ①KatoカプラーN
困ったことに 両方のカプラーは 連結できないのです

機関車同士を連結することはあまりありませんが
機関車がけん引する 客車や貨車は どちらの機関車とつなげるかは
ダイヤも運用表のないわが鉄では その日の機関士の気分ですから
どれとも連結できなければ面白くありません

何とかしなければいけません

①カプラーN は 形状が実感的でないのですが
Katoの主流だったので我慢して使用してきました
Katoには もう少し実感的な ②③④ナックルカプラー もあります

また 今回のED61に実装されている ⑤Tomixの密着自連形TNカプラーは
実感的である との評判のカプラーなので
この機会に 今後はどうしますか? 的に形状の比較・検討してみました

選択肢上にある カプラーの一覧画像を作って比較です
まず 上から見た形状
枕木が間際らしいので 白いシートを敷いて形状を分かりやすくしてみました
左から
A:世界標準の アーノルドカプラー
B:① わが鉄標準の KatoカプラーN 
C:② Katoの改良品 ナックルカプラー
D:⑤ Tomix TNカプラー
     A         B          C         D
A:アーノルドは形状では ✖ 
B:②カプラーNも形状では C,Dに劣ります 
C:③④⑤ナックルカプラー 実感的であり小型です
D:⑤TNカプラー 実感的で細部まで細かく表現されています 
  
前から見てみます  左から
      D         C          B         A


斜めから見てみます
D:Tomix TNカプラー
密着自連と云う新型客車,ディーゼルカーなどの用途用ですが
細部まで表現した形状,小型であること 等から 第1候補ですが
密着自連であることはちょっとマイナスかな

C:Kato ナックルカプラー
旧客,貨車など最も一般的な自動連結器の形状で
比較的シンプルな細部表現はすっきりした外観形状で 寸法も小型
第1候補ととわずかな差で 第2候補ですね
現在最多の実装数である B:katoカプラーN と互換性がある点は大きな利点です

B:Kato カプラーN
デフォルメした形状で大きいので出来れば C に取り換えたいですね

A:アーノルドカプラー
世界標準品ですの運転会などでは重宝しますが 形状・大きさとも実感的ではありません

全体を眺めて見ると 
A はまず除外ですね
B もCと互換があるならばより実感的なCを選択しますので除外

残された
D:Kato ナックルカプラー と   D:Tomix TNカプラー
の 両カプラーが今後の標準品の候補です

総合評価は次のように考えられます

C:Kato ナックルカプラーは
細かなディテールをデフォルメしたスッキリしたデザインで
形状は実機に類似して 小形にまとめられた魅力的なカプラーです
Katoの他のカプラーとも連結可能なことは
現在Nカプラーが主体のわが鉄にとっては とても大きなメリットです

D:Tomix TNカプラー は
細かなディテールを再現していて 形状も実機に類似して 
比較的小さくまとめられていて 魅力的なカプラーです
旧客,貨車では使われていない密着自連であることは ちいさなマイナス
わが鉄の現在のカプラーと互換性がないのは
とても重いマイナス要因です

形状・大きさは どちらも特徴的で 一長一短
やはり 現在機器と互換性のある
C:Kato ナックルカプラー が 今後の標準品と確定しましょう

さあ 手配 納入 交換 しましょう


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