2019/07/01

キハ81 配置される

1960年10月



国立駅から鉄道技術研究所への引き込み線の近くで遊んでいると

引き込み線を国立駅から鉄研方向に
赤とクリーム色の「こだま」色した列車が走ってくる。
当時,「こだま」はあこがれの列車なので
カラーテレビはない時代,
新聞写真が白黒の時代でも
その赤とクリーム色が意味するところは
「絵本の世界」から当時のガキでもよく知っていた。

こんな引き込み線に 特急列車!!!

「もしかしたら こだま?」と思いその列車の後について
引き込み線の門から鉄研構内に一緒に入って構内を探検したのが
1960年の10月のある日



これが81系気動車との最初の出会いでした。



この当時,81系気動車は
第二回アジア鉄道首脳者懇談会招待者の送迎 と
それに続く車両展示会に使用されていました。

”ある日” と日にちが限定できないのは 目撃したこだま色の車両は
アジア鉄道首脳者懇談会招待者を10/13PM鉄研→東京乗車のために
国立→鉄研を回送されている列車
または
車両展示会のために回送されている列車
のどちらかだったと思われるからです。


その目撃日以降 展示会には 毎日行きましたね
ただ正門からの入場ではなくて 裏から侵入していた 良き時代でした。

    ↓ この下が引き込み線の”門” つまり 我々の入場門です。


第二回アジア鉄道首脳者懇談会招待者の送迎は
10/13木
10:26国立駅着
国立駅からバスで研究所着(※1:キハ81気動車9両編成)
    帰り研究所の鉄研構内試験台近くから専用列車に乗車,東京へ戻った(※1)


10/14金
上野8:35 日光行き 金谷ホテルで昼食(※1)

    帰りの記載はないのでおそらく日帰りで東京着と思われます。(※1)


10/15土
大井工場,東芝鶴見工場見学



鉄研構内での車両展示会は

10/14金~20木まで一般公開
キハ81キロ80キハ80キハ81が構内の引き込み線に展示(※2)



招待客を輸送するためのキハ81気動車9両編成(※1)と

展示用のキハ81気動車4両編成(※2) 
の2編成が使用されていたようです。



私は目撃したのはどっちだったのだろう。

前置きが長くなりましたが 
そんな訳で8歳のころから思い出深い 81系気動車


2019年6月


1960年から60年が過ぎようとしている 今頃

やっと自分の手元にやって来ました。 


初めての対面から8年後
「いなほ」運用時の形態なので 連結器カバーが外されています。
運転席屋根に箱型のエアコンも追加されています。
多少いろいろのものが付いたり外されたりしてはいますが
ブルドックのような独特のボンネットの形は そのまんま です。





まだ 列車種別 行き先板 など装備しなければいけませんが

準備できるのはいつになるかなぁ


2 件のコメント:

  1. パンフレットのカラー写真の不自然な色合いが懐かしい。
    昭和30年代が甦ります。

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  2. 天然色の印刷は とっても貴重でしたけど 質はイマイチ。 絵本は総天然色でした。

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