2019/08/26

夏に冬鳥 ジョウビタキ

八ヶ岳南麓 北杜市大泉町
朝 森の中を散歩している時に出会った めずらしい野鳥

夏なのに 冬鳥のジョウビタキ ?
お散歩カメラの大トリミングなので ブツブツ写真ですが
明らかに ジョウビタキの ♂ ですよね
頭の灰色がなくて ぼさぼさ頭 ではありますが。。。
ジョウビタキは 冬鳥 です。

夏はロシアとか北の大地で繁殖し 
冬になるとわが地へ越冬のため(?)やって来ます。
ここ八ヶ岳周辺では 冬の間しか見ることはできない野鳥でした。

参考までに 冬鳥 ジョウビタキ♂ 成鳥 
顔が黒く 頭は灰色
撮影 2015/1/12 神奈川県厚木市七沢

ジョウビタキ♂を見た少し後に
こんな鳥もいました。
翼の白い斑点から これもジョウビタキ だと思います。
 ジョウビタキの♀ にしては体の色,尾のオレンジがおかしい
 繁殖している幼鳥 なのでしょうかね?

こちらも 参考までに 冬鳥ジョウビタキ♀ 体は茶色 尾はオレンジ

撮影 2016/2/7 神奈川県厚木市七沢

 冬鳥のジョウビタキが なぜ夏の八ヶ岳にいるのでしょう?
翼の白い模様から ジョウビタキ だと思うのですが
体の色などは 冬に見るジョウビタキとは ちょっと違うのはなぜ?

調べてみました

日本鳥学会誌 2014/311-316P 
八ヶ岳周辺におけるジョウビタキの繁殖と定着化
によると

1983 年に北海道上士幌町糠平で繁殖が確認され雛 5 羽が巣立った例が
報告されており(川辺 1994),
さらに 2010 年 6 月に長野県富士見町富士見高原の山林で
ジョウビタキの繁殖が確認された(林 2010).

と記載されていました。

つまり 冬鳥であるジョウビタキが
八ヶ岳周辺で 夏に繁殖をしているのが確認できた と書いてある。

論文で繁殖が確認された八ヶ岳周辺地域は
冨士見町富士見高原
茅野市霧ケ峰高原,蓼科,
諏訪市霧ケ峰
塩尻市塩嶺
北杜市清里

とされ 北杜市大泉 での繁殖確認は記載されていないが
論文執筆から5年以上が経過していることから
繁殖地域がさらに拡大された とも考えられる。

そんな訳で どうも結構貴重な経験をしたみたいで
今回確認したジョウビタキが 繁殖後の幼鳥なのか? 
今後確認してみたいと思います。 




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