空高く旋回しながら西に飛んでゆく鳥を目撃
カラスじゃない トビでもない
翼先がとがっていてスリムだ 尾はしゃくのような形
ちょうど500mmレンズを付けていたので撮る
500mmでもこの程度にしか写らない
高い所を飛んでいるので
トリミングしてみる
目撃した時と写真からの特徴
・ 動作:かなり高い所(周囲の山の頂くらいの高さ)
で翼を広げたまま,旋回しながら移動
・ キィーか,ギィーみたいな鳴き声が聞こえた気がする
・ 翼の先がとがっている
・ 尾が棒状
・ 腹は灰色?
・ 翼に白黒(又は茶)縞模様,白斑は無い
図鑑の写真は,止まっているときが多い
この本は飛んでいるところを下から見た写真が載っている。
※引用 くらべてわかる野鳥 山と渓谷社発行 叶内拓哉著
とりあえず候補となる鳥の名を挙げてみる
トビ
ミサゴ
チョウヒ
ハイイロチョウヒ
サシバ
ハチクマ
クマタカ
オジロワシ
オオワシ
ノスリ
オオタカ
ハイタカ
ツミ
ハヤブサ
チョウゲンボウ
候補から
特徴が違うものを除外しよう
① 夏鳥を除外(撮影は4月上旬)
サシバ
ハチクマ
② 色,模様,形状などが違うものを除外
トビ 尾の形がバチ状,翼に白い斑点がある
ミサゴ 翼に白い部分がある
ノスリ 尾の形が扇子状,翼に白い斑点がある
ハイイロチョウヒ 頭部灰色,翼先端が黒
オジロワシ 尾が白い
オオワシ 尾が白く,翼に白斑がある
クマタカ 尾の形が扇状で,縞模様がある
③ 大きさはどのくらいだろ?
鳥は空高い所を川筋に沿って
羽ばたかずに旋回しながら飛んで行った。
かなり高い所(周囲の山の高さぐらい)から
大きな鳥ではないかと連想したが
実際はどうだったのだろう。
カメラの画角から測定してみた。
★ 鳥の視角度 0.2575°
撮影は35mmフルサイズデジカメ
レンズは500mm
画面サイズ 横36mm×縦24mm
横長さの画角は tan^-1(36/500)=4.12°
パソコンの画面の横幅400mmに
鳥の翼幅は25mmで写っっていたので
4.12°×25/400=0.2575°
★ 鳥までの距離の計算 70m
自分が立っていた位置は標高190m
周囲の山の高さは標高260m
鳥が山の高さを飛んでいたので
260-190=70m
自分と鳥の距離は70m
◆ 鳥の翼幅の計算 32~44cm程度
鳥の翼幅の画角は0.2575° 距離は70m から
翼幅は
70m×tan0.2527°= 314.6mm≒ 315mm
距離100mでも 440mm
結果 翼幅32~44cm程度の鳥とすると
全長は20から30cm程度かな?
カラスよりはずっと小さく
鳩程度または少し大きい鳥でしょうか?
◎ 大きさからの候補
チョウゲンボウとツミが該当する。
2種を 日本野鳥の会 ホームページで検索してみた。
チョウゲンボウ
※引用 記事・写真共 日本野鳥の会 http://www.birdfan.net/
ハト大でスマート、長い尾。
全長:33~38cm 翼開長69~76cm
冬は雪の少ない地域の河川、草地、農耕地などで見られる。
繁殖期にはキーキーなどと鳴く。
ツミ
※引用 記事・写真共 日本野鳥の会 http://www.birdfan.net/
ハト大前後で、ハイタカほど眉班が目立たない。
全長:27~30cm 翼開長51~63cm
雄は目が赤く、腹に薄く赤味がある。
ピョーピョピョピョと尻下がりに鳴く。
大きさ,翼の形,尾の長さ
下面の色と模様,鳴き声などから
チョウゲンボウでしょうか。
翼開長さが 計算では44cm以下
チョウゲンボウだと70cmぐらい
1.6倍の差がありますが
これは真上の場合
水平に100m離れれば鳥までの距離は1.4倍
鳥までの距離がもっと遠かった
のかもしれません。
以上のように一応,結論付けましたが
ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
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