2020/06/03

だれも知らない小さな国の鉄道 留置線工事3


前回までに すべてのレールの敷設が完了です



レールの敷設の後は 電力ケーブルの配線です

ケーブルを地下から引き上げるために レール脇の道床にΦ2.5mmの穴を開けます


わが鉄 東京電力とは違ってすべての電力ケーブルは地下埋設です
電柱は一本もありません
電車が走るのに架線柱すらありません
理由は簡単
線路際で遊んでいると 電柱とか鉄塔とかが邪魔だから嫌い なのです

地下からケーブルを引き上げて レール側面に半田付け です


電力ケーブルが接続されテスターで導通と絶縁を確認できたので電力を供給します
電力を供給し電圧を確認して問題がないようなので
いよいよ試運転です

まずは 単機で 低速で 恐る恐る 走り始めます
ポイントの走行は結構不安定なので 問題はこの辺りで出る はす
我が鉄 試運転はいつも EF64です
EF64 0番台が現在3両配置されていますが どれも信頼性は抜群です
安定した走りを見せてくれるので とっても安心 なのですが
問題点抽出のための走行には ちょっと不向きかもしれません
一番癖があるのは 先代車付き旧型電機
それもD級よりも F級ですね

拡張部も OK

機回し用渡り線も OK
機関車留置線も OK
全線 単機で試運転は OK でした

試運転はなにがあるか予測がつかないので 壊れやすいパンタは下ろしたままです
便利な電気機関車です

次は 編成での試運転です

常に安定したEF64ですが 編成を組むと一転 結構不安定になります
理由は 長い車長と車体に固定された自連です
電車のように大きく首を振る連結器ではなく
固定されてピンを中心に左右に首を振るだけの連結器なので
分機器や緩和曲線が不十分な曲線部で 連結した車両間で無理な力が働くようです


今回の目玉 着脱式留置線 延長部
これがやりたかったので 着脱式留置線の建設 だったのです
以前の留置線は 最大7両編成までの留置でした
そのため 10両の181系あずさ運転後は 留置線では収容できなかったので
走らない時は 片付けられてしまっていたのです

これからは こんな風に置きっぱなし出来るのですねぇ~
試運転の各列車たちです
左(奥)から 
特急 あずさ 181系10両編成
急行 アルプス 165系8両編成
急行 上高地 今日はEF64が代走します

早速 あずさ 出庫です

あずさ 快調に走行しています

本日は 高速試運転も実施し 130km/h/150 で走行をしてみました


あずさは試運転を終了して 急行上高地が推進運転で出庫です

急行アルプスも試運転に参加して 上高地とアルプスが順調に周回を重ねます


留置線で休憩中のあずさの脇を アルプス,上高地が通過して行きます


この風景が観たかったんですねぇ
今回の大改修でした

残り作業は ポイントマシンの配線とポイントスイッチの操作卓への増設です


ポイントスイッチ 6個の増設です
すき間がないのですが どこに実装しましょうかね

2 件のコメント:

  1. EF64が車体に固定された自連のため不安定になるとのことですが、日本の鉄道模型の宿命のような気がします。
    半世紀以上前に発売された日本製初のNゲージ電気機関車の関水金属製(現KATO)EF70では台車-スカート-連結器が一体になっていて急カーブに強い構造になっていました。
    おそらく、カーブでスカートが大きくずれることが見た目を重視する日本のファンに嫌われて、その後スカート-連結器が車体固定へ変更になったようです。

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    1. 計算すると 車体固定連結器でも45°首を振ればOKなので 基本的にはクリアーするはずですが.。。 自連も気動車などでは伸縮しながら大きく首をタイプもあるのですが KatoはPRもラインアップも下手 ですね

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