2020/06/16

古いスピーカ

白黒写真でのお出かけは ちょっと お休みして
色のついた写真で 音楽を感じてみようかな


音楽は好きだった/好きだ
ハーモニカとリコーダーとギター以外の楽器は 演奏できない
ギターはコードを忘れたのでできるかなぁ
これでも高校時代はバンドを組んでいたんだけどもね
ピアノは バイエルを練習して弾いていた と過去形
好きのレベルは そんな程度

父はステレオが欲しかった らしい
むかしむかし まだFM放送など無い時代 
日曜日の朝 NHK第一放送と第二放送で立体音楽堂(たぶんそんな名前だった)
と云う番組があって
「左のラジオを第一放送に, 右のラジオを第二放送にしてお聞きください」
のアナウンスで 父自作の2台のラジオをセットして
ステレオ放送を聞いて楽しんでいた。
試験場の研究員として勤務する普通の公務員だったので
3人の子供を育てるのが精いっぱいだったのでしょう
結局ステレオセットは購入できずに 1976年に亡くなった。

その息子は 自分ではラジオは作れなかったが 何とかステレオは買えた。
時代は 父の定年前の年収を 勤め始めて数年で超えたのだから。。。


そんな自分が最初に買ったオーディオ機器
会社の独身寮に入って2か月間で購入したのは 
本棚と スタンドと これ

FM/AM ステレオラジオカセット SONY CF2700 68,900円
当時流行りのカセットデンスケとラジカセをセットしたみたいな機器で
マニュアル録音 再生 チューナ マイク端子 外部入力 外部出力
ヘッドホーン端子 テープ選択 といろいろなことができたデッキだった。

ステレオセットはまだ買えない でも音楽が聴きたい,テープに音楽を採りたい
当然ステレオで 外部出力も欲しい からの選択です
ずいぶん使いましたがすべて機械式の操作系で 段々と動きがおかしくなって
とうとう10年ぐらい前に廃棄されてしまいました


翌年 若干収入も増えたので 自分が最初に買ったステレオ機器

プリメインアンプ SUNSUI AU3300  39,800円
プリメインアンプとしては 入門機のちょっと上レベル でしょうか
セット と云っても 最初はこれ一台 
このアンプと前年購入のCF2700カセットデッキとヘッドホーンだけ
スピーカーはまだありませんから ヘッドホーンで聞いてました


そして夏のボーナス やっと買えました
スピーカ DAITONE DS251MkⅡ 32,000円/本

一本32,000円ですから思い切りましたね 二年目でも100,000円程度の月収でしょう
当時大人気のスピーカで いまでもネットで検索して見ると高評価です
ただし当時 大きな音で聞くにはいいのですが 音を絞って聞くとややおとなしいな
と感じたものでした 


チューナー TRIO KT-3007 42,000円
これも名機ですね
まだ十分に使えますが ダイヤルで選曲する旧来のシステムや
FM放送自体が 音楽を聞かせる から おしゃべり中心に変化し
自分にとっての魅力が低下している今 あまり出番はありません


レコードプレーヤ JL B41Ⅱ 51,000円



ダイレクトドライブ,ダイカストターンテーブル,0.05%WRMS
などスペックは立派なプレーヤです
最近は回転はするけれど 回転数の制御がおかしいので出番はありません
修理を見積もったら4万円だそうで 5万円の年代物のを4万で直す? ないね
当時は3000円のレコードは頻繁には買えず,所有するレコードは90cm幅程度
このプレーヤには寂しい思いをさせてしまった
レコードは既にすべてデジタル化を完了済みですしね


デンスケ擬きのテープデッキだったので 本格的なデッキがやっと購入できました
カセットテープデッキ TEAC A-5 50,000円ぐらい

カタログがどこかにあるはずだけれども 見つからない
検索して見るとTEAC A-5 では該当機種は探せなかったけれど
 V-8 の形式で同じデザインの機種が探せた
録音しながら テープをモニターできる3ヘッドの中々の機種であったが
ヘッドがおかしくなったり 駆動部全体が劣化(主にゴム部品)したり
何にしろ ゴム製品は信用できない。。。
そのうちにカセットテープからCDへ移行して出番がなくなってしまった


アンプも世代交代しました
プリメインアンプ YAMAHA A-750 73,800円

アンプで音が変わるんだと 感激した製品でした
最近は,時々音がまともに出てこないのだけれども
オーバーホールすると何とかなるののだろうか


そして現在のメインシステム
JVC EX-HR7 119,800円
展示会の試聴室でその音を聞いてから
ウッドコーンスピーカのとりこになってしまいました
それ以来 いつかは欲しい と密かに潜伏・作戦を練る日々 
そして 自分の遊び部屋を確保したある日 秘密裏に実行でした
ボリュームを絞っても 大きく回しても 素敵な音を聞かせてくれます

神さまはこれの存在は知っていても
 その内容レベルは 出費の含めて???でしょう


オーディオの世界に入り始めてから 45年
その間に投入した資金は 機器だけで50万円をこえているようですが
均せば 年1万円程度
レコードやCDも入れると気が滅入るかもしれないので やめときます
カメラへの投入に比べれば 微々たるもの としおきましょう

最近の機器以外で 現役なのは スピーカーとチューナ 
スピーカは まともに動いているけど
コーン紙は劣化で弾性は低下しているはずで ハリのある音では無いかもしれない

すでに半世紀近くたっているのでまあ当たり前でしょう
その 唯一,年相応の姿を見せてくれている スピーカDS251Mk2
自分と一緒の 若いころの無鉄砲な元気は期待しないけれど 
年相応の体力を披露して 昔聞いた音をもう一度聞いてみたい


       居間で 大画面の画像を見ながら大音量で鑑賞したいね と
               2万円程度のアンプでは?
と神さまに提案したら 拒否権を発動されてしまった
映画でも 歌でも オーケストラでも
さらに今のテレビ放送はほとんどステレオなのに
テレビに内蔵されているスピーカの音でいいなんて
もったいない 
50inchの画面も 宝の持ち腐れ は言い過ぎかね。。。

ならば 自分の遊び部屋で
現システムと接続して 楽しもう
画面だって28inchを80cmの距離で見るのだから画角は48度
50inchを1.5mで見る居間は 46度

居間より画角的には大画面だしね ちょっとだけど

さて 実行です
つづく

6 件のコメント:

  1. 私のチューナーもトリオで、KT-3005というやつで
    父親が使っていたやつですが、まだ聞こえます。
    でもMCさんと同じく、めったに聞きません、せっかくの
    ステレオ放送なのに、なんでおしゃべりばかり、
    なのですかねえ。
    私にDJの依頼があればレコードをかけまくるのですが、
    とくにありません。

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    1. 著作権 ってやつで全曲放送しなくなり どこかに会話をダブらせる その後デジタルになりFMの音質に魅力がなくなり 今の状態になった と私は思う 著作権できゃんきゃん言ったレコード会社の一人負け ですね

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  2. 懐かしい、アナログ全盛だった昭和の頃、オーディオは趣味の王様の一つでした。
    昭和の終わりに買った3HEADカセットデッキ SONY TC-K555ESXは今でも完動品です。

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    1. 3HEADデッキは 録音された音を確認できたので とっても安心でした  カセットはCDの登場で出番がなくなりましたね

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    2. 昭和のアンプには3HEADデッキのために、録音元の音と録音された音を比較できるSOURCE⇔TAPEの切替スイッチがありました。
      しかし、録音機のデジタル化、そもそも録音自体をする人が減ってなくなりました。

      3HEADといえば、カセットはもともと会話やメモ録音を目的に作られた規格で、オーディオ向きではありませんでした。
      テープは2HEAD前提の構造で単純に3HEADには出来ず、メーカーにより独自の方法で実現していました。
      こんなところも趣味的には面白いポイントでした。

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    3. 200本以上あったカセットテープ クロムとかメタルテープは音楽用としても立派でしたよ。
      でも CD化しようと始めたのですが デジタル音質に比べるとやはり雲泥の差 やる気がなくなりほったらかしになっています。
      レコードもCD化しましたが ノイズがどうにもなりません。

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