2023/09/02

新しいおもちゃ 測定と評価 2

評 価

チェックシートを撮影し
f値は 開放とf8.0    比較部位は 中心部と右上隅の 
それそれ2か所の画像を作成しました。

出来た画像を比較してみましょう。

f/開放値の中心部と右上隅 を 焦点距離ごとに比較する
100mmf4.5
左:中止部拡大                                  右:右上部拡大
このレンズは開放から 中心部では素晴らしい画像を見せてくれます
100mmでは 周辺部も中心に劣らぬ解像ですが f5.6-8辺りが最高画像のようです

200mmf5.0
左:中止部拡大           右:右上部拡大
中心部は相変わらず高解像です
周辺部も中心よりは低下していますが やはり高解像です

300mmf5.3
左:中止部拡大                右:右上部拡大
中心は 200mmに比べやや低下がみられますが 高解像は維持しています
周辺部は 中心と比較すると低下がみられますが それでも高解像は維持しています

400mmf6.3
左:中止部拡大             右:右上部拡大
中心は高解像を維持していますが
周辺部の低下がみられます


f開放/f8.0 と 中心部/右上隅 ごとに 焦点距離が異なる図を4枚比較する
100mm|200mm
ーーーー|ーーーー
300mm|400mm

f/開放 中心部 焦点距離ごとに比較する
f/開放では どれもしっかりと解像しています

f/8.0 中心部 を 焦点距離ごとに比較する
300㎜400mm で 小数字の輪郭がややにじんでいます

f/開放値 右上隅 を 焦点距離ごとに比較する
小数字の輪郭が焦点距離にごとに わずかにボケています
ボケの量は100mmではほんのわずか→400mmと少し大きくなっていきますが
最大でも数字の線太さを大幅に下回っています

f/8.0 右上隅 を 焦点距離ごとに比較する
f/開放と同じ傾向ですが 
小数字のにじみの大きさはf/開放より多少改善されています


解像度チェックのまとめ

1. 中心部は すべての焦点距離で 絞り開放値が最も高解像が得られる

2. 周辺部はf5.6-8に絞り込んだ時が最も高解像が得られる

3. 100mm200mmは中心部・周辺部共とても高解像である

4. 300mm以上では中心部は僅かな低下 周辺部でも中心より低下がみられるが
高解像は維持されている

5. Zレンズの開放からf8までの解像度は素晴らしい結果です
どの程度まで解像できるのか もっと精密なチェックシートで調べてみたくなりますね


解像度チェック後の 感想

最初にお友達のお話として書いた通り 300mmからの望遠域では
解像度の低下が確認できました
中心部はf8.0に絞り込むことで ある程度は改善されますが
周辺部のにじみは f8.0に絞り込んでも 200mmの時と比べると低下しています。

しかし低下のレベルは 文字の輪郭がにじむ程度で かなり良好なレベルと思います。

やはり Zレンズは素晴らしいです。

以前にチェックしたFレンズでは
中心部は鮮明でも 周辺部は輪郭のにじみ,ボケ,が発生し
さらには ボケは 文字などの線の太さを越える場合もあり
数字全体が不鮮明で 判読に影響がでる物もありました。

とりあえず 初期不良は無い ようですね。
フィールドで 遊んできましょう
つづく

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