Nゲージの車両の集電の方法はどうなっているの?
と質問を受けました。
私自身も購入した動力ユニットを
組み込んで走らせるのが主で
組み込んで走らせるのが主で
たまにバラす程度で理解も不十分
良い機会なのでしっかりバラしてみました。
バラバラにして見た車両は これ
Tomix キハ58 400番台車両
動力台車です
上から 車体 動力ユニット 台車
とバラしたところ
ねじは使っていません。
すべてプラスチックの弾性を利用した勘合式なので
コツがつかめないと四苦八苦します。
動力台車です。
電力は 車輪→集電爪→バネ
と動力ユニットに接続されます 。
と動力ユニットに接続されます 。
バネを外した所
バネは集電爪の凸にはめ込まれます
動力台車のバラバラ状態です。
左上から 組立状態 歯車ボックス
台車側梁兼歯車下カバー
台車側梁兼歯車下カバー
左下へ 車輪 集電爪 バネ
主要部品を見てみます
動力車車輪です
動力車車輪です
車輪 車軸+歯車 車輪 で構成され
左右の車輪は,車軸+歯車が樹脂製で絶縁されます
動力台車の一車輪は踏み面にゴムが巻かれ
モーターからの動力をレールに伝えます。
ただしゴムは絶縁物ですので
一台車4輪ですが集電は3輪です。
集電爪です。
両端の下向き平部分が車軸に接し集電し
上の凸部にバネがはまり動力ユニットへ
電力を供給します。
歯車ボックスから組み立ててみます。
歯車ボックスに集電爪が収まった状態
天地逆向きです
それに車輪がセットされます
歯車下カバーを兼ねた側梁が組まれ一応完成
天地は逆
上下をひっくり返して
左 バネをセットして 完成
今度は動力ユニットです。
動力ユニットから動力台車を外した状態です。
右にある両軸モーターからの動力は
ウォームギヤで台車に伝えられます。
電力はウォームギヤ上下にある真鍮プレートに
動力台車のバネが接触して供給されます。
動力ユニットをバラしたところです。
上左から 連結器 前縁シート 連結器
上から2列目 床上板兼電力供給プレート(天地逆)
上から3列目 ダイカスト製メインフレームと
中央にモーター,その左右に推進軸
上から4列目 ウォームギヤ と 推進軸
推進軸とウォームギヤです
中心にモーター
右にコンデンサー その左の矢形端子が
床上板兼電力供給プレートに接触して
電力の供給を受けます。
電力はすべて端子間の接触による供給
組立はすべてはめ込み
ねじに締め付けや固定はありません。
実物を見ないとピンとこないですよね。
わざわざ分解、解説、有難うございました。あまり重量が無く、サイズも小さいNで如何に集電効率を確保するか、考えられた構造ですね。 16番と同じ、車輪→台車枠→ボルスター→ビス経由の集電方式はNには不適と分かります。組み立ても殆ど部品の篏合で済ませ、ビス止めの工数削減でコスト圧縮ですね。集電シューはフランジ裏接触かと思ったら、車軸。すると、ばね部を中心に多少はイコライジングする動きがあるのかも知れませんね。
返信削除次回は現物をいじくり回しましょう🎵
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