1974年春 銚子電鉄 のブログに
「車内写真はハフ1形ですね」とコメントを頂きました。
ブログ文章作成中は
銚子電鉄の車両については良く判らないのでパスしていましたが
そのコメントから
写真と形式の確認ぐらいはしてみようかなと ちょっと 勉強してみました
日本民営鉄道車両形式図集
(鉄道図書刊行会編 1970年(昭和50年)4月1日在籍)
からの形式図に元づき
当日 (1974年5月11,12日)に撮影した写真と照らし合わせてみます。
そして
http://d51791.com/pg25sitetu3.html
のHPも勉強の参考にさせていただきました
ありがとうございます
デハ100形,デハ200形は 当日記録することが出来なかったので
形式図だけの 登場です。
デハ100形
形式図引用:日本民営鉄道車両形式図集(上編)発行:鉄道図書刊行会
以下すべて同じ
デハ200形
デハ300形
形式図は左が外川向きです
外川駅 外川向き デハ300形 デハ301
運転士は立って運転のようです
運転席の窓から紐を操作して ピューゲルの向き転換するようです
銚子向き
行き先表示は 外川向きにはありませんでしたが 銚子向きには表示があります
銚子向き運転台
運転席と客席との仕切りは 一枚の衝立だけ
外川向き
外川向き
外川向き
外川向き
銚子向き
左銚子 右外川
つぎは デハ500形 です
デハ500形 デハ501
11mほどの小さな可愛らしい車両です
中央にはホロ枠みたいな枠が付いていますが機能はしていないようです
ハフ1形
デハ501にけん引されて外川を目指す ハフ1
見にくいのですが ハフ1の連結面側の正面窓を見てみると 3枚共中間に桟があります
休日らしく込み合っています
前の車両 デハ301のガラスに こちらハフ2の ”2” の逆文字が写っていいます
犬吠駅で下車風景 デハ301+ハフ2
ハフ2も銚子向き運転席窓には 桟がありません
デハ301とデハ501 2両の共通点は
運転席窓には桟がなく一枚ガラス窓 であることです
ハフの連結面となる外川向きは 上下に開閉が出来る桟がある窓 です。
ハフの連結面の窓からカメラを出して撮った写真が これ
何枚かの写真で明らかです。
銚子向き桟なし窓 外川向き桟あり開閉窓
それらは図面からも読み取れます
ハフ1平面図の拡大図です
解像度がイマイチでややボケてますが
右銚子向きの妻面厚さは 開閉しないガラス嵌め殺しの窓なので 薄く
左外川向きの妻面厚さは 開閉窓なので 厚く構成されています
窓の形態から何が言いたいのでしょうか?
ハフ1は付随車で運転台はありませんが 推進運転時の誘導員が乗務する
必要性から 運転席と同様に桟なしの窓とした のではないでしょうか?
デハ301又はデハ501の銚子側にハフが連結された編成は
外川行は それぞれのデハの運転席で運転が行われますので OK です。
銚子行きはどうするのでしょう?
外川には機回し線がありますので デハを銚子向きに連結しなおして OK ですが
銚子は行きどまり線路なので 銚子では機回しが出来ません。
そこで ハフの銚子向き桟なし運転席窓 の登場です。
外川に到着した列車は 機回しせずに
先頭ととなるハフに安全確認の誘導員が乗車して
後ろのデハによる推進運転で 銚子行きとなる
そんな推察 いかがでしょうか?
銚子電鉄の写真や図面の追加、ありがとうございます。
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