2019/09/06

昔むかし 荒川岳・赤石岳


荒川岳(あらかわだけ)は
南アルプス国立公園内の赤石山脈(南アルプス)中央部にある
前岳(荒川前岳) 標高3,068 m
中岳荒川中岳) 標高3,084 m
悪沢岳(別名東岳または荒川東岳)標高3,141 m
の3つの山の総称であり,荒川三山とも呼ばれる。

赤石岳(あかいしだけ)は
赤石山脈の長野県と静岡県にまたがる標高3,121 mの山である。
南アルプス国立公園内にあり、日本百名山に選定されている。

これは 南アルプスを代表する山々で 
43年前の1976年7月 まだ20代の若き頃に,
椹島1123m→千枚岳2880m→荒川岳3141m→赤石岳3121m→
→赤石小屋→椹島1123m  距離28km を
一泊二日,一日目8時間 二日目13時間で踏破した記録です。



荒川岳・赤石岳 登山記

 年報 ※※横浜山岳部1977年 から 転載 (一部,加筆訂正あり)

  社会人2年目の夏,山登り未熟児な私が先輩に連れられて日本でも有数の南アルプス赤石岳へ登ったということは,これは画期的なことなのです。

  計画しているころ,大先輩から「若いうちに南アルプスに行け」と盛んに言われた。 若いうちとは,体力が必要だからと言うことらしいが,私にはそれが不安だった。 

  未熟さと体力的な不安にかられながら,会社からSkさんの車に乗り,更に山奥深い椹島に着く頃には,不安が恐ろしさに変っていた。

  翌早朝,雲一つない,本当に一つもない快晴。 朝7時に出発して14時に千枚小屋へ着くまで,樹林帯の尾根道をただひたすら登るのみ。

  一日中歩いて登りだけで樹林帯からも抜けきれず,一つのピークも踏めないのは,やはりスケールの大きい南アだからか,小屋に着く手前では歩くのが嫌になるくらいだった。

  7時間の登りっぱなし,千枚岳の手前に位置する千枚小屋は素晴らしい所にあった。 

若干ガスっていたが,黄や紫のお花畑に囲まれ,テント場からは赤石岳が見える。 

前日からの寝不足と初日の苦行からか,空が明るい内にシュラフに潜り込む。


  翌日,周りの物音で目を覚ますと,まだ薄暗い空と一面の雲海の中で富士山の姿が見えている。 実にきれいだった。 



















  



  前日の到着の時はガスがかかり周囲が良く見えなかったが,今朝は雲海の上,澄み切った朝を迎えていた。

  日の出前に出発,お花畑を抜け背丈の低い樹林を抜け岩場に出ると日の出であった。 輝く太陽の登場と共に今まで暗い紺色をしていた雲海が一瞬にしてオレンジ色に染まり,富士山の紺色の肌をもオレンジ色に染める。 

ふと気が付くと我々もオレンジ色に染まっていた。 





  小屋を出て間もないのに展望は抜群,昨日一日の登りでこれほど高いところに来ていたのかと,辛かったのも当たり前だと, やっと実感がわく。 

  岩がゴロゴロした中で休憩していると,雷鳥が居るではないか。 写真を撮ろうと近ずくと逃げてしまう。 仕方なしに遠くから写真におさめる。
  
千枚岳を通り越し,悪沢岳頂上へ。 
  その頂上からの眺めは実に,本当に,なんといっても素晴らしい。 
ありったけの感嘆詞を総動員してもまだ足りないくらい素晴らしい。 
 
 西には澄み切った青空,中央アルプスとその裾野の飯田盆地,
 北には雲がかかった北アルプスの山々,
 東は昨日登ってきた千枚岳に連なる尾根,雲海に浮かぶ鳳凰三山と富士山,
 南には近くには赤石岳,塩見岳,遠くにかすかに駿河湾,

360度の大パノラマが広がる。





悪沢岳からはお花畑の中を一気に荒川小屋まで下る。 



標高差を地図で見ると500m以上ある。 500mの標高差と云えば東京では高尾山の登りに相当する。 東京では一つの山がここでは尾根道のただの鞍部なのだから,このスケールの大きさは大変なものだ。

  小赤石岳を目指す頃は,もうダメ,バテました。 バテながらもなんとか赤石岳山頂に11時45分に到着。 悪沢岳の時と同様に360度の展望が広がる。 
小赤石岳にて:途中で空荷で登る女性2名(山小屋のアルバイト?)が
「私たちを赤石岳に連れって!」と赤石岳まで同行 



赤石岳山頂にて
  
  しかし夏山の常,雲が多くなって来たので早々に下山にかかる。 
途中に再びお花畑が広がりクロユリが咲いていた。 南アルプスはそこら中にお花畑があり,バテた体にムチ打っている我々(いや!私だけかもしれない)を励ましてくれている。 自然界とは憎いものだ。 こんなでかい岩のゴロゴロした山がいくつもそびえている所にお花畑をつくるとは。

  赤石岳から赤石小屋まで3時間,赤石小屋から椹島まで2時間半を下りきるが,最後は足はガクガク,頭はフラフラ,林道に出た時は地べたに座り込んで下山記念の写真を撮る。  
一人で下山中の女性が赤石小屋から椹島まで同行 一緒に下山記念撮影

とうとうやった! 初めての南アを登って来たのだ。

  山頂に立った時と,下山した時の気分の爽快さは最高の心地だ。 これが魔物だ。 なぜならば,登っている最中,下っている最中はなんで山登りなどするのだろう? と後悔の気持ちが繰り返し襲ってくるのだが,登頂した時,下山した時のあの爽快な気分を味わうと,「また来よう」と思うのだから。
  私はまだ初心者なので,山男の本当の気持ちはまだわからないが,いつもその爽快な気分に惑わされて山へ行ってしまう。
  
初めて南アルプスに入山した私を引っ張って頂いたSkさん,Siさん,そして多くの助言をして下さった先輩方に感謝しながら,その晩,椹島では赤石岳登頂,無事の下山を祝って大酒を飲んだ。


追記
入社当時,独身寮の同じ4Fの住人として
年中,飲み歩いていた飲み友達として
荒川岳・赤石岳ほか,多くの山に一緒に登った山の先輩であって
一足早く人生を全うした Siさん に 献杯

2019/09/05

JAL A350 羽田福岡に就航

JAL初のAirBus購入機 A350-900が東京-福岡間を9/1から就航しました。
初日の9/1は 若干遅れを出しながら運航したようです。
遅れは 初日なので 不慣れと慎重な行動 からなのでしょうか?
翌日9/2 この日はどんなもんかな? と 確認です

第一便は羽田6:00は平塚からは早すぎるので その返し
福岡9:00→羽田11:35に添乗(?)してみました。


今日のJAL306便の使用機材は JA01XJ AirBus A350-941
操縦席の外観が 何となくかっこいいと思います。

出発時刻の9時を過ぎても
福岡空港を見渡してみるが JAL306便 が見当たりません

福岡空港 出発便のスケジュールを確認してみると。。。
JAL306便 福岡発羽田行きは 9時27分現在 まだ「搭乗終了」の段階で
出発はしていないようだ。  

二日目も遅延からスタート
やはり 不慣れと慎重な行動 からの遅延でしょうかね

 9:28 トーイングカーでやっとターミナルから誘導路に移動されたみたいです。
ここまでで28分の遅延です。

9:33 滑走路RW16エンドへ向けて誘導開始です。

RW16エンドで離陸待ちの間に,離陸機3機 着陸機も3機を15分ぐらい眺めて
9:47 JAL306便 やっと離陸しました。 

 現在 高度53m です。
離陸時の遅れは JALの何らかの理由で28分遅れ 
福岡空港混雑で19分遅れ でしょうか

9:56 進路を羽田に向けて 加速,上昇中です。
 高度5,845m 対地速度772km/h 進路76°

10:01 九州を離れ豊後水道上空を飛行中です
 高度8,252m 対地速度915km/h 進路80°

10:29 早くも四国横断し,紀伊半島から三河湾上空に迫ります。
高度12,497m 対地速度896km/h 進路78°

10:33 三河湾に差し掛かる寸前から 60°くらい左旋回,その後90°位の右旋回と
何かを避けるように迂回飛行みたいな飛び方です。
何があったのだろう? 
高度は10,000mを超えていますから大きな積乱雲でもあるのでしょうか?

高度12,497m 対地速度ー 進路119°

10:34 拡大してみましょう


積乱雲でもあるかと気象協会の雨雲レーダーを見てみますが
実況では何もありません。

SCWの観測情報も見てみますが,
10から20%ぐらいの濃さで雲が薄くかかっているようですが
異常が見られないどころか ほぼ快晴状態です。
 あの迂回は なに? だったのでしょうか?

 10:40 迂回後元の進路を横切って東北東に向かっていたのち
更に南に進路をとって 更に隠密行動をとり始めました。
高度10,729m 対地速度845km/h 進路138°

高度,対地速度から JAL306便はすでに着陸の準備に入っているようです。
JAL306便の北東方向に館山に向けて点々と連なる航空機は何でしょうね?

後続のANA246便の飛行を見てみると 三河湾入り口付近を直進しています。
高度10,058m 進路86° 

10:44 138°で南東に飛行したのち 90°位左旋回して進路を51°東北に向けました。 
高度8.992m 対地速度- 進路51° 

御前崎南の太平洋上→下田→大島→館山→房総半島を北上する飛行機の列は 
羽田空港RunWay22 B滑走路に北東から侵入する飛行機の行列のようです。
JAL306便は なんと羽田まで直線距離で380kmの御前崎の南の時点で
その最後尾に並んだ ようです。
その行列には 17機もの機影が見られます。

10:53 下田から大島へも直接向かわず 南に迂回しながら館山を目指します。
高度4,549m 対地速度632km 進路36°
到着時刻は11:10から11:15(推定)に変更になっています。
迂回による遅延時間が この到着時間の変更5分 なのでしょうか

10:56 館山を目指して飛行中です

11:01 後続のANA246便は三河湾から先直進して,行列の最後尾に並びました。
 ANA246便は 福岡9:56出発11:19着と JAL306便9:47出発11:13着の
と9分後発 6分後着 とほとんど変わらない飛行なのに
迂回飛行せずに最後尾に並んでいます。

10:03 館山,鴨川を経由して房総半島を北上して行きます。
 高度3,376m 対地速度- 進路21° 到着(推定)11:15

羽田空港の気象条件
気温29℃ 風向150°(北北東) 風速10kts(5.2m/s)
 左前からの横風5mでの着陸ですね

11:06 房総半島の真ん中で進路を左に変更して 
東京湾の海岸線に沿った内陸を飛行します。
 高度2,271m 対地速度- 進路348° 推定到着11:16
航空周辺が混雑しているようで到着時間が刻々と遅れます。

10:16 東京湾上に出てゲートブリッジで線化してRW22への着陸ではなく
悪天候時のパターン(内陸から直進で進入)してきました。
高度1,181m 対地速度346km/h 進路215° 推定到着11:22

今日はこのパターンで着陸です。  
主に悪天候時などに使用されるパターンの用です。 
青は着陸機 赤は離陸機です

南風の通常パターンは 着陸直前の低高度では東京湾上空を飛行して
RW22の場合はゲートブリッジ手前で右旋回して滑走路に正対します。

深夜では 180°以上の旋回を行て 着陸前の降下,離陸後の上昇も
全て東京湾上空で行う飛行パターンもあります。

 10:18 着陸まで後3分です
 高度442m 対地速度302km/h 進路215° 推定到着11:21

11:19 最終進入です
高度244m 対地速度244km/h 推定到着11:21

11:21 RanWay22に 着陸です
高度0m 対地速度- 進路213° 

誘導路を走行して第一ターミナルビルのスポットに到着して 
JA306便の飛行は終了しました。

JA306便 2019/9/2の飛行経路です。

 羽田空港の到着便案内では
JA306便 10:35到着予定が 11:22到着で「使用機遅れ」とアナウンスされています。

でも47分の遅延のうち 
福岡空港で誘導が開始された9:28までの28分の遅れは
JAL責任による「使用機遅れ」でしょうが
残りの19分が福岡航空混雑による遅延ですよね。

 羽田着陸機の行列最後尾に並んだときは11:15到着予定
実際に羽田に到着したのは11:22
この7分の遅延は羽田の混雑によるものでしょう。

JAL306便は 離陸時47分遅れで
10:35+0:47=11:22到着予定だったのを
JALの遅延回復努力で11:10まで12分回復したにも関わらず
羽田の混雑でチャラになってしまった。

空港の発表では 「使用機材遅れ」 ですが
実際は 
使用機材の到着遅延で出発が遅延した
出発空港の混雑で離陸待機時間で離陸が遅延した
到着空港の混雑で 迂回飛行したりして着陸が遅延した
といろいろな事情があるようです。

引用文献
飛行データ:flightrader24 https://www.flightradar24.com
飛行データ2:羽田空港飛行コースHP https://www.franomo.mlit.go.jp/Login.action
気象データ1:日本気象協会 https://tenki.jp/
気象デ^タ2:GPV 気象予報http://weather-gpv.info/