2026/09/01

荒川岳・赤石岳 登山記 2

 荒川岳・赤石岳 登山記 2


  日の出前に千枚岳小屋のテント場を発って
雲海の中に浮かぶ富士山を眺めながら日の出を迎え 千枚岳を通り越し,悪沢岳頂上へ。 
素晴らしい展望です
  

 西には澄み切った青空,中央アルプスとその裾野の飯田盆地,
 北には雲がかかった北アルプスの山々,
 東は昨日登ってきた千枚岳に連なる尾根,雲海に浮かぶ鳳凰三山と富士山,
 南には近くには赤石岳,塩見岳,遠くにかすかに駿河湾,

360度の大パノラマが広がる。



悪沢岳からはお花畑の中を一気に荒川小屋まで下る。 



標高差を地図で見ると500m以上ある。 500mの標高差と云えば東京では高尾山の登りに相当する。 東京では一つの山がここでは尾根道のただの鞍部なのだから,このスケールの大きさは大変なものだ。

  小赤石岳を目指す頃は,もうダメ,バテました。 
赤石岳山頂に11時45分に到着。 悪沢岳の時と同様に360度の展望が広がる。 
小赤石岳にて:途中で空荷で登る女性2名(山小屋のアルバイト?)が
「私たちを赤石岳に連れって!」と赤石岳まで同行 

赤石岳山頂にて
  
  しかし夏山の常,雲が多くなって来たので早々に下山にかかる。 
途中に再びお花畑が広がりクロユリが咲いていた。 南アルプスはそこら中にお花畑があり,バテた体にムチ打っている我々(いや!私だけかもしれない)を励ましてくれている。 
こんなでかい岩のゴロゴロした山がいくつもそびえている所にお花畑をつくるとは。

  赤石岳から赤石小屋まで3時間,赤石小屋から椹島まで2時間半を下りきるが,最後は足はガクガク,頭はフラフラ,林道に出た時は地べたに座り込んで下山記念の写真を撮る。  
一人で下山中の女性が赤石小屋から椹島まで同行 一緒に下山記念撮影

とうとうやった! 初めての南アを登って来たのだ。

  山頂に立った時と,下山した時の気分の爽快さは最高の心地だ。 これが魔物だ。 
なぜならば,登っている最中,下っている最中はなんで山登りなどするのだろう? 
と後悔の気持ちが繰り返し襲ってくるのだが,登頂した時,下山した時のあの爽快な気分を味わうと,「また来よう」と思うのだから。
  私はまだ初心者なので,山男の本当の気持ちはまだわからないが,いつもその爽快な気分に惑わされて山へ行ってしまう。
  
初めて南アルプスに入山した私を引っ張って頂いたSkさん,Siさん,そして多くの助言をして下さった先輩方に感謝しながら,その晩,椹島では赤石岳登頂,無事の下山を祝って大酒を飲んだ。


追記
入社当時,独身寮の同じ4Fの住人として
年中,飲み歩いていた飲み友達として
荒川岳・赤石岳ほか,多くの山に一緒に登った山の先輩
一足早く人生を全うした Siさん に 献杯

 

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