密着連結器

動力ユニットは，この間の試運転で
Tomix鉄道コレクション　動力ユニット　で見通しが立った。

現在は車体の製作に熱中　中


さて　今回は電車に使用されている密着連結器

これは1970年前後の

青梅線・五日市線を走っていた編成の一例です。

氷川←  クハ16+クモハ11+クハ55＋クモハ73　→立川


これを今の世界で実現しようとすると
複数のメーカの車両を使用しなければならない。

クハ16，クモハ11　　⇒　KATO
クハ55，クモハ73 ⇒　Green Max

メーカが違う　KATOとGreen Maxの車両を連結する。
これが結構ハードルが高いのです。


まず密着連結器って　なに？

JR東の密着連結器はこんな形状

模型の世界では？

共通的に使える連結器として，アーノルドカプラーがある。
これがアーノルドカプラー



メーカーや車種が異なっても
相互に連結が出来て互換性があるが，
リアルさに欠けるのが欠点だ。


最近はよりリアルな形状を求めて
各社が独自の連結器を販売している。

KATO旧型密着型カプラー













一見リアルだが，実は四角いカプラー形状は位置合わせ用で
実際の連結は，その下についている
アーノルドカプラーを小型化した形状の連結器で行う。

本物の最新型車両は，車両をつなぐ密着連結器の下に
四角い電気連結器を備えているので，
これを模型化したイメージだが

一番上の実物写真みたいに，
すべてに付いているのではないので　ちょっと　✖。


最近のKATO新型密連型カプラー
















ちょっと大きめだけど
上のモノに比べると　結構リアルである。


Tomix　TN密着型カプラーがある。

今のところ
このTomix　TN密着型カプラーが　一番リアルだとの評価である。


手前はアーノルドカプラー　奥はTomixTN密着型カプラー




ここまでをまとめると

１．　　アーノルドカプラーはリアルさに欠けるが
他のカプラーに交換ができる。

２．　　KATOの旧型密着型カプラーは，
少々リアルさに欠けるところもあるが
市販されているので，アーノルドカプラーからの交換は可能。

３．　　KATOの新型密着型カプラーは，
リアルな形状だが市販されていないので
アーノルドカプラーからの交換はできない。

４．　　Tomix密着型カプラーは，一番リアルであり　
かつ市販もされているので
アーノルドカプラーからの交換が可能。


５．　　密着型カプラーは各社間での互換性はなく，
連結が出来ない。

６．　　KATO，Tomix共，密着型カプラーを装着した車両は他のカプラーにそのままでは変更できない。

つまり GreenMaxの車両は，　KATOの旧型密着型カプラーや
TomixのTN密着型カプラーに交換が可能　だが
KATOの新型密着カプラーには交換ができない。

KATOの車両やTomixの車両は，異なるメーカー同士では
繋ぐことも，他社カプラーに交換することもできない


簡単に言うと

KATOの17ｍ旧型国電と
GreenMaxの20ｍ旧型国電は　連結できない　のです。


こまった，困った

妥協点はないのだろうか？

１．　　アーノルドカプラーは，リアルさに欠けるし　
KATO車をアーノルドカプラーに交換できないので　ボツ

２．　　KATOの新型密着カプラーは，入手がしにくいので　ボツ

３．　　残るは　市販されているTomixの密着TNカプラー　のみ
GreenMaxの車両は交換可能
KATO車は無理やり交換？（削り加工＋接着）

選択肢は　３　しかないが　削り加工するの？　って感じ


問題は解決していないが
選択肢がないので，今製作中のクモハ73，クハ79，
さらにクモハ40は
Tomix密着TNカプラーで製作することにしよう。

KATOのクハ16と，GreenMaxのクモハ73との連結は
Pending　　　日本語で言うと　先送り