測定
製品は 厳密な品質管理の上で製作され,さらに検査され出荷されているのですから
問題はあるはずはない のが普通ですが
出荷検査は全数検査ではなくて 抜き取りでしょうから
まあ何千個かに一個ぐらいは あれ? なんて物もあるかもしれないので
一応簡易検査をしてみます。
それに メーカから公表されたし仕様では 公表されていない部分も多々ある
例えば MTF図にしても 開放f値のみ 100mmと400mm のみ
f値が違った時の画質は? とか200mm300mmの画質は
と気になることがたくさんありますしね
さらに NikonのMTFは 理論値であって 実測値ではありません。
使うチェック用シートはこれ
引用:新藤修一の仕事場
http://shindo-s.com/index.html
100mm, 200mm, 300mm, 400mm の各ズームごとに
絞り開放値 と f8.0 をフレームいっぱいに撮影して
中心部と隅部分は全体図からトリミング・拡大して比較します。
100mmズーム
100mm f4.5 全体図
100mm f4.5 中心部 全体図からトリミング拡大(以下同じ)
中心部は素晴らしい描写です
100㎜ f4.5 右上隅 全体図からトリミング拡大(以下同じ)
中心部に比べ 小数字の輪郭がややにじんでいますが 素晴らしい画像です
100mm f8.0 全体図
100mm f8.0 中心部トリミング
中心部はf4.5と同様に 素晴らしい描写です
100mm f8.0 右上隅トリミング
100mmは開放f8.0共 また中心部右隅部共 素晴らしい
200mm ズーム
200mm f5.0 全体図
200mm f5.0 中心部トリミング
ここでも中心部は素晴らしい解像です
200mm f5.0 右上隅トリミング
中心部よりは 小数字の輪郭がにじみ わずかに低下です
200mm f8.0 全体図
200mm f8.0 中心部トリミング
f5.0開放と区別が付きません
200mm f8.0 右上隅トリミング
中心部ははもちろん 右上隅もわずかに低下はしていますが しっかりと描写しています。
200mm」も 100mmの時と同様のパターンで 素晴らしいです。
300mmズーム
さあ 画像の低下が見受けられるといわれる200mmを越えてきました
300mm f5.3 全体図
300mm f5.3 中心部トリミング
中心部は 相変わらず素晴らしい描写です
300mm f5.3 右上隅トリミング
200mmf5.0と区別が付きません (場面中f5.0はf5.3の誤りです)
300mm f8.0 全体図
300mm f8.0 中心部トリミング
中心部は 素晴らしい描写ですが わずかに小数字の輪郭ににじみが見られます
300mm f8.0 右上隅トリミング
右上隅の画像は 中心に比べわずかに鮮明度が低下しているようですが
それでも高解像であることには間違いがありません。
400mmズーム
400mm f6.3 全体図
400㎜f6.3 中心トリミング
300mmより小数字の輪郭がわずかに低下しています
400mm f6.3 右上隅
右上隅は 中心部と比較すると 小さい数字の輪郭のにじみが明確になってきました
400mmf8.0 全体図
400mm f8.0 中心部トリミング
f8.0に絞ることによりf6.3より鮮明です
まずは チェックシートの撮影と中心部と周辺部も画像作成でした
次は出来た画像を比較してみましょう。
つづく
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