2022/09/23

椿の実から種

 朝晩の空気から 夏が終わりすでに秋
雑木林の小道には 早くもどんぐりがころころ と転がり始めてます。

実りの秋 の始まりですね。

実りの実 実は繁栄のための 種 の生産でもあります。

春早い時期に 艶やかな赤を楽しませてくれた 椿の花



花を落とした後に 実をつけて 
つややかな緑の葉に囲まれてひと夏かけて大きく育ちました



このまま覆っておくと 木にぶら下がったまま
実の皮が3つ,4つに割れて 中に入っている種をまき散らします。

種は撒き散らされると あっちこっちに飛んで行ってしまうので
皮が割れる前に採り置きます


2.3日経つと 実の皮にまず一本の亀裂が入り
その亀裂は少しずつ大きく,長く広がり 複数の亀裂が入り始めます
亀裂が入ると 実の皮は左右に開き
 中から種が顔をのぞかせます
亀裂の数も2本3本と増え 種が姿を見せます

さらに乾燥が進むと種を包んでいる実の皮は大きく広がり
種が転げ落ち始めます


亀裂の入り始めから種が飛び出すまで
こんな風に変化して種をはじき出す 椿の実


一週間もすると ほとんどの種は実から放出されて 独立します

実から種が姿を現したので  種をとりまきしましょう

種の3倍ほどの深さの穴を空け 種が乾燥しないように土をかぶせて 種まき完了
土が乾いたらたっぷりと水やりを続けて

花が咲くまで数年
そうです 水やりに専念して 数年

気の長いお話の始まりです

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