フィルムをデジタル化するために
フィルム専用スキャナーを持っていたが
最近は カメラ+マクロレンズで撮影することが多い。
カメラの固定は,引き伸ばし機のスタンドを使用し
ライトボックスは自作している。
今までは撮影する本数が少なかったので,
いい加減加工品で済ましていたが
ここでちょっと大量のフィルムを撮影することになって
何本か試しに撮影してみると
やや手がかかるので
ライトボックスに手を加えることにした。
今までのいい加減なライトボックスとは
これ
お菓子が入っていた缶の蓋に四角い穴を開け
LEDの長管形状のライトを中に入れ
その上に乳白のアクリル板を置いただけの
簡単なものであった。
やや手間がかかる原因は
フィルムを平行移動するガイドがなかったこと。
これだと一コマだけの撮影には不便はないが
スリーブ一本6コマを撮影するとなると
やはり平行移動のためのガイドが必要で
それも1:1の大きさで撮影するので
それなりの精度のモノがほしくなった。
それなりの精度とは
スリーブ一本移動しても(36mm×6=216mm)
一枚の撮影画像の平行度が
スリーブ一本移動しても(36mm×6=216mm)
一枚の撮影画像の平行度が
目視で傾いていないこと
程度の精度です。
程度の精度です。
さあ工作です。
乳白のアクリル板にアルミ型材でガイドを取り付け
ホルダーに入れたフィルムを
平行移動できるようにした。
長々と文章を書いて,
さもすごいことをしたかのようなイメージを作って
今回したことは たったこれだけ
でも 作業効率は格段に向上
一本のフィルム36コマの入力が60分以下となった。
完成したライトボックス外観
上の写真から電源スイッチも追加した 完成写真
引き伸ばし機を利用したフィルム撮影機材一式
作業風景
画像の撮影・転送には
Nikon Camera Control Pro2 を使用
カメラの露出設定,ピント合わせ,撮影,転送
などすべてをパソコンから制御します。
転送後のファイル整理は
Nikon ViewNX-i
反転処理,白黒のグレー化処理
カラーの色調調整は
Adobe PhotoshopCS6
でそれぞれ行います。
出来上がりの画質?
ガイドを追加したことによる画質の向上はないけれど
15年前に購入したフィルム専用スキャナー
と カメラ撮りの画質は
明らかに違います。
左が カメラ撮り 右が フィルム専用スキャナー
左は フィルムの粒子がはっきりするくらい鮮明です。
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