高原の秋 8
赤とんぼ
赤とんぼ と呼ばれるアキアカネとナツアカネ
普通のトンボは止まった時 羽を水平に広げた状態ですが
アキアカネとナツアカネは
止まった時は羽を水平に広げていますが
徐々に水平から前下方に閉じて休む のだそうだ
アキアカネ : 里で夏の始めにふ化した後
涼しい高原に移動して秋になると里に戻る
ナツアカネ : 夏から秋まで 里で過ごす
その区別は以下の様ですが 中々難しい
アキアカネと ナツアカネの違い
翅胸第1側縫線に沿う黒条の先端が、
アキアカネが尖るのに対して ナツアカネは角状に近い
但し その黒条の太さの個体差は大きい
未成熟のオスは、アキアカネが黄色みが強いのに対して、ナツアカネは橙色みが強い。
アキアカネ ナツアカネ
中央の黒条の先端はが尖る 中央の黒条の先端は角状に近い
引用:Wikipedia アキアカネ
翅胸第1側縫線に沿う黒条の先端の形状を確認するために 2匹の形状を拡大してみた
斜め後ろからの姿では 羽の閉じた形が分かりやすい
この個体は 黒状を拡大した下の個体です
尾の上部は赤くなっているが その他はまだイマイチ
9月が暑かったので まだ体の色も赤とんぼになる前なのでしょうか
黒状が羽で隠れていなので 拡大してみました
中央の黒状の先端は角上 なので この個体も ナツアカネ で間違いないようです
3個体の黒状を拡大してみました すべてナツアカネのようです
時期は10月始め 場所は標高1100m 体の色も赤くなり始めで全身赤ではないので
まだ里に戻りきらない ナツアカネ で確定ですね
赤とんぼ/ナツアカネが飛び交っている 高原でした。
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